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総合評価:★★★★☆
感想:
人によっては精神引きずられるし、自身の置かれている立場(富裕層/貧困層)でも全然違う感想になると思う。
此処暫く、“明るい”DCを推してきたとは思えないくらい、昏い作品。
ジョーカーには決まったオリジンは無いため、今回の作品は映像用のオリジンを改めて作られたらしいので、今回の話がジョーカーの全てではないので…念のため。
主人公のアーサーは認知症を患う母と暮らす心優しい青年。
けれど彼自身も【緊張状態になると笑ってしまう】脳の障害を抱え(これは幼少期の事故が原因)つつも市の補助でソーシャルワーカーに通いながら、クラウンとして働く大変な生活だった。
市の資財の悪化によるカウンセリングの打ち切り、仕事の解雇…
母の虚言『貴方はトーマス・ウェインとの子供なの』に望みをかけるも、真実は【母の実子ではなく、脳の障害も当時のパートナーによる虐待】だった――
そんな中、彼は弾みで人を銃殺してしまう。
それはただの事故ではあったが、富裕層に対する制裁だと世の中は囃し立てて……
明確な悪はなく、ただ善良に生きたかった青年が少しずつ蝕まれていく物語。
てっきり、ジョーカーが狂っていく話だと思っていたのでこのゆっくりと侵食されていく様は怖かった。
ジョーカーがバットマンを作り、世の中がジョーカーを作った。
ブルース少年とのくだりも非常に秀逸だと思うし、有名なあのシーンもきちんと描写されていて。
ダークナイトやスースクのジョーカーとはまた違う、悲哀のクラウン・ジョーカーだった。。。
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